中国でSIMフリーiPhoneを使う!

SIMフリーのiPhoneを中国に持ち込んで、中国の携帯電話会社と契約し、中国のSIMカードを挿入して利用しました。中国を旅行する際、中国契約のSIMカードが使えると、通話料もパケット代もローミングより割安なので、非常にお得でした。

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今回はiPhone 4の例を紹介しますが、SIMロックフリー(どこの電話会社のSIMカードでも挿入できる)の携帯電話、スマートフォン(Android)や、Pocket WiFiなども、この方法でネット接続(GPRSデータ通信)&通話ともに可能だと思います。
※SIMフリー版iPhone4購入記 http://dunzhi.at.webry.info/201009/article_1.html

以下の方法は、香港などで販売されている「SIMフリー」のiPhoneを対象にしたものです。日本で販売されているiPhoneは、SoftBankのSIMカードしか挿入できないように制限(SIMロック)されているため、このページに記載する方法は利用できません。(日本で購入したiPhoneを中国で利用する場合は、ローミングを利用する必要があります)
※SoftBankローミング案内 http://mb.softbank.jp/mb/iphone/service/international/roaming/
※SIMフリーiPhone販売国 http://support.apple.com/kb/HT1937?viewlocale=ja_JP

【ご注意】以下の情報は、個人的な経験を参考用として記載したものであり、関係各国の法令や通信キャリアとの契約に沿った方法であるか否かの確認はできていません。以下の内容を実行される前に、ご自身で法令・契約を確認するようお願いします。

2014/5/6(日)UPDATE


■中国の携帯電話事情

中国には、中国移動通信(チャイナモバイル: China Mobile)、中国聯通(チャイナユニコム: China Unicom)、中国電信(チャイナテレコム: China Telecom)のキャリアがある。このうち、中国移動はGSMとTD-SCDMA、中国联通はGSMとW-CDMA(UMTS)、中国電信はCDMA2000のサービスを行っている。

iPhone4は、【GSM方式とW-CDMA方式】に対応しているが、中国移动と契約するとGSM-EDGE方式での接続となるため、通信速度が384kbps程度に抑えられてしまう。聯通と契約した場合は、GSMだけでなくW-CDMA(UMTS)でも接続できるので、HSDPA/HSUPAで最大7.2Mbpsの通信が可能になる。また中国では、聯通がiPhoneの公式キャリア(日本のソフトバンクのようなもの)になっているので、聯通ならiPhone 4用のマイクロSIMカードや、iPhone向けの料金プランが用意されていると思われる。

そこで今回は、中国で聯通の3GプリペイドSIMカード「沃・3G」を入手し、パケット定額に契約して、iPhone4を中国で使うことにした。

 ※参考: 聯通ではなく中国移動でiPhoneを利用する方法(中国移動の公式サイト)
 http://www.bj.10086.cn/res/69483/index.html
 中国移動でも、microSIMカードへの交換サービス等がある模様。
 何度か中国移動でiPhoneを利用しましたが、マップなども実用に耐える速度で閲覧できました。
 中国移動のAPN: cmnet


■SIMカードの購入

・購入場所の調査

中国では、身分証明書(日本のパスポートなど)があれば、外国人でも簡単にSIMカードを入手できる。単に通話ができる2GのプリペイドSIMであれば、空港や街中のお店など、どこでも購入できると思われるが、今回は「聯通の沃・3G」という具合に、通信キャリアと契約ブランドを指定して購入する必要があるため、聯通の直営店に行って購入することにした。聯通の営業所は、聯通のWEBサイト(www.10010.com)で検索できる。

 营业网点
 首页 〉 自助服务 〉营业厅查询
 http://iservice.10010.com/oftenInfo.html?menuId=000400010001

今回は、成田から杭州行きの直行便で中国入りする予定だったため、初日に宿泊するホテル(浙江省 杭州市 下城区)のに最も近い営業所を上記のページで検索した。検索結果で示された各営業所とホテルの間の距離をGoogle MAP(http://maps.google.com/)で調べると、ホテルに最も近い営業所は「体育场路营业厅」であることが判明。今回はこの「体育场路营业厅」に行くことにした。※写真は体育场路营业厅

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・料金プランと電話番号の選択【通話&ネット併用契約】

営業所でiPhone4を見せて「SIMカードが欲しい」と言ったところ、「沃・3G」で在庫のある携帯電話番号の一覧を示された。しかし中国では、良い番号(8がたくさん並ぶ番号など)ほど、契約時により多くの金額をSIMカードにチャージし、さらに月額費用の高いプランに契約しなければならない。今回は携帯番号にはこだわらないので、「初回チャージ額が少なく、かつ、月額費用の低いプランを使える番号」に限定して空き番号を表示してもらい、その中から電話番号を選択した。

なお「沃・3G」には、大きく分けてA/B/Cの3つの料金プランがあり、さらにA/B/Cの各プランの中に、日本で言う「無料通話」「無料パケット」の時間や量が異なるサブプランがある。

 プランA: ネット利用重視型
 プランB: 通話とネットのバランス型 (省外での通話重視)
 プランC: 通話重視型 (省内での通話重視)
 詳細内容→ http://mall.10010.com/mall-web/chseFeeSetList/init
 ※上記のURLは頻繁に変更されるので、リンク切れの際はご容赦ください。

今回は、「約72時間の中国滞在中に、iPhone4でネットを使いまくる」ことが目的で、さらに過去の経験から「自分が旅行中にiPhoneを使って行う通信は、24時間あたり50~60MB」だと認識しているので、プランA 46元型(約600円)を選択した。この「A計画46元3G套餐」は、毎月(1日~月末)に150MBまでパケット通信(インターネット)に接続でき、さらに50分の中国国内無料通話が含まれている。※150MBを超えたパケットは、1KBあたり0.0003元(約0.04円)なので、1MBで約4円で課金される。プランを超過した場合は、写真のようにSMSで通知メッセージが届く。

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聯通の場合、契約月の料金プランをどのようにするか、3方式から選択できる。今回は、「プラン完全適用」を選択した。※プランを使わないと0.01元/KB(0.13円)、1MBあたり約130円で課金される。

 プラン不適用: 契約月の月額料金不要。通話料・パケット料は、標準従量料金で課金。
 プラン完全適用: 契約月も月額用金がフル徴収。契約月からプラン適用。
 プラン半適用: 契約月は月額料金の半額を支払い。パケット料や無料通話も半分になる。

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・データ専用契約 【NEW】 2014/5/10追加

Unicomの契約に、WEBやメール等のデータ通信のほかに通話もできる一般的な契約(A/B/C计划)と、データ通信しかできないデータ専用契約(全国无线上网卡)とがある。一般の電話回線が不要であれば、データ専用契約のほうが安い(80元/月で1GBまで利用できる)のでおすすめ。
※データ専用契約でも、LINEやSkypeによる通話は可能。
※データ専用契約の場合も、SIMカードを発行してもらうためには、最低200元のチャージが必要。

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・契約書サイン&料金支払い

契約手続きは、パスポートを提示し、書類3枚くらいにサインして完了。今回選択した電話番号(186xxxxxxxx)は、契約時に最低200元をチャージする必要があるため、200元をカードで支払った。なお聯通の営業所では、VISA/Master/JCB/AMEXなどの海外ブランドのクレジットカードは利用できず、China Union Pay(中国銀聯)のカードしか使えない模様だったので、今回は三井住友銀聯カード(http://www.smbc-card.com/mem/addcard/ginren.jsp)を利用した。


・micro SIMカード(微型USIM卡)の入手

契約完了後に渡されたSIMカードは、一般サイズのSIMカードだった。契約カウンターで「iPhoneで使うのでマイクロSIMが欲しい」と申し出たところ、「カードと電話機を持って隣のテクニカルサポートデスクへ行って」と言われた。

テクニカルサポートで「microSIMが欲しい」と申し出ると、なんと有名なSIMカッター「NOOSY Micro Sim Cutter」を取り出して、標準サイズSIMをカットして、microSIMにしてくれた。まさか、iPhone公認キャリアの直営ショップで、SIMカットされるとは驚きだった。

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■iPhoneのAPN設定

聯通はiPhoneの公式キャリアの為か、先ほどカットした「沃3G」カードを挿入して電源を入れると、APNは自動的に設定された。※iPhone以外でデータ通信する場合は、3gnet, uninet, cmnet等のAPNを設定する必要がある。


■China Unicom Wi-Fiの利用

電話番号「10010」宛に、本文に「TYWLAN」と書いたSMSを送信すると、折り返しパスワードが送られてくる。CHina Unicom のWI-Fiスポットのログイン画面で、ID欄に電話番号を記入し、パスワード欄にSMSで送られてきたパスワードを記入すれば、WI-Fiを無料で利用できる。(月間流量にカウントされない)
※Wi-Fiは、通話ができないデータ専用契約でも利用可能。


■プリペイド残高チェック方法

・方法1(SMS)

電話番号「10011」宛てに、本文に「10」を記載したSMSを送信すると、まもなくSMSで残額が返信される。

・方法2(WEB)

インターネットでパソコンから残高チェックや通話明細を閲覧する場合は、聯通ウェブサイト(www.10010.com)で「忘记密码」を選択し、携帯電話番号を入力して「下一歩」を押すと、SMSでパスワードが送信されてくる。SMSで受領したパスワードと携帯番号を使ってログインすると、詳細な通話明細が閲覧できるようになる。

 密码重置
 http://www.10010.com/simPwdReset/simPwdResetMain.jsp

なお初期パスワードの受領作業はSMSを利用する為、中国国内滞在中に実施する必要がある。


■チャージ

以下の方法で再チャージ(リチャージ)できる。

 方法1. 中国国内の商店で「充値卡」を購入してチャージ
 方法2. 中国国内の直営カウンターでチャージ(銀聯カードOK)
 方法3. 聯通WEB(www.10010.com)でチャージ

方法3.のWEBチャージは、携帯番号だけあれば、日本からWEB会員登録なしでチャージできる。ただし日本発行のカードは「三井住友銀聯カード」を含めて全て利用できず、「中国国内のネットバンキングの会員番号」が必要になる。

中国の銀行口座は、パスポートさえあれば簡単に開設でき、さらにその場でキャッシュカード(銀聯マーク入り)も発行してもらえるので、SIMカード入手時に、中国の銀行口座も開設しておくべきかもしれない。


■国際電話(中国から日本への通話)

中国から海外に国際ダイヤル通話(IDD)を行う場合は、あらかじめ申請が必要。SIMカード契約時に、ついでに申し込んでおく必要がある。


■国際ローミング(たとえば、日本でSoftBankやDocomoにローミングして利用)

国際ローミングの利用も、あらかじめ申請が必要。ローミングを有効にするには、2000元(約26000円)のデポジットが必要だと言われたため、今回は申請を見送った。


■旅行中での活用

旅先でiPhoneがあると、観光スポットやお店の情報を検索できるので、非常に便利です。上海では地下鉄の中でも電波が届くので、移動中の時間も無駄になりません!写メールも思う存分送信できます。


■上海浦東空港での購入 [2012/3/21追加]

国際線到着ロビーの「商務中心」で、聨通の3G SIMカードを購入できる模様です。Micro SIMへのカットも、行ってもらえるようでした。購入には現金(200元くらい??)が必要です。

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■北京首都空港での購入 [2014/5/10更新]

国際線バゲージクレーム(手荷物受取)エリアに、SIMカード販売カウンターがあります。
※税関を出てしまうと、このエリアには戻れないので要注意!
このカウンターでは、2GBのデータ専用SIMが280元、6GBのデータ専用SIMが480元で売られていますが、2GBは品切れになることもあるようです。通話&データ併用SIMは、月間流用が数十MB程度の、使いにくいものが多かったと思います。

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また税関を出た後の到着ロビー(見送りの人も出入りできるエリア)の、中国農業銀行の脇に、聨通(China Unicom)の「チャージカード/IP電話コーリングカード」の自動販売機があり、自動販売機の付近に、SIMカード販売の方が立っていました。iPhoneで使いたいと申し出ると、カバンからNOOSYのSIMカッターを取り出してmicroサイズにカットしてくれました。パケ放題への加入も、頑張って手続きしてくれます。ただし聯通のSIMではなく、中国移動の神州行カードなので、速度はいまいちかもしれません。購入には現金(220元)が必要です。

2014/4/29現在、この自動販売機の横に立っている女性からは、聨通のSIMカードを150元で購入できました(パスポート等の提示は不要)。彼女曰く「300MBまで利用できる」とのことでしたが、実際は150MB程度で流量を使い尽くし、追加チャージが必要になってしまいました。さらにChina Unicomの直営店で追加チャージしようと試みたところ、このSIMカードの開通手続きに使われた身分証明書の番号が、私のパスポート番号と異なる(おそらくこの女性販売員の身分証明書を利用して登録している)ため「登録されている本人ではない」という理由で、追加チャージを拒否されてしまいました。

→ 空港で購入するよりも、市内の聯通直営店で購入したほうが、トラブルも無く、お値段も安いです。

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